コロンブス鶏卵とは

 昭和53年に産声を上げた鶏卵の販売事業部。
 当時は朝5時に起きて、隣町の訓子府日の出町の養鶏場まででかけ、産みたての卵を自らの手で箱に詰めトラックに積み、そのまま北見市内のお菓子屋さんやパン屋さんにお届けしていました。今では考えられませんが、当時は卵を洗浄するなんていう考え方は無く、フンが付いた卵が新鮮だということで、そのまま販売していました。
 近年ではHACCP認定工場内で洗浄も箱詰めも自動で行なわれ、フンが付いた卵が売られることはなくなりました。時代の流れとはいえ、近年の日本における無菌化や徹底的に行なう衛生管理は少し行き過ぎているのではないかと思うことがあります。
 そもそも鶏卵は常温保存が可能とされる食材です。スーパーなどではほとんどが常温で販売されています。にもかかわらず、自宅の冷蔵庫に卵の専用トレーがあるくらい冷蔵庫で保存するのが一般的です。そして鶏卵を運ぶ私たちのトラックはというと冷蔵車で運ぶことになっております。卵は気温や湿度の変化に弱いとされ、結露が卵の表面についてしまうと、気孔という表面の小さな穴から雑菌が中に入ってしまうのが問題なのです。そう考えると、産卵から食卓に上がるまで気温差をなくすことが重要であるはずなのです。昔は許されて問題なかったことが、現代では許されなくなってくるということは、コストアップに繋がってしまいます。物価の優等生と言われている鶏卵も、他国からみたら行き過ぎた部分を削ることができれば更にお求め安い価格で食卓を潤すことになるはずです。
 写真はカンボジアのある町で鶏卵を販売している市場のようなものですが、気温30度の中でも平気で販売していますが、温度変化が少ないから可能なんですね。ただ、温度変化が少ない20度と比較すると、当然のことながら気温が低いほうが長持ちはすると言われています。