企業概要

2021年度スローガン 経営方針 企業概要

 
シンプルに考え、シンプルに行動する
キーワードは「愛情」「健康」「エネルギー」「エレガント」
 
2028年の創業50周年にあるべき姿を共有し
その先の夢をもっと大きく膨らませる1年に
 

はじめに

第37期は、不織布マスクの納品ラッシュによって幕を開けた。そして1年後の今、未だに緊急事態宣言の最中、普通ではない毎日を送っている。

果たしていつまで新型コロナウイルス、COVID-19という言葉が全世界を駆け巡るのであろうか。変異株という言葉まで出てきたかと思いきや、イギリス、南アフリカ、ブラジル、フィリピン、インドと、特徴が異なるものが複数報告され、ワクチンによる終息を願った人類にとって、終りのない「いたちごっこ」は続く。東京オリンピック2020は延期、北海道や経済団体が掲げていたインバウンド観光への推進戦略は、はかない夢と散り、2年前に描いていたものを取り戻すまでには5年、10年、それ以上かかるとの見方もある。

当社でも多分に漏れずコロンブス事業部が大きな打撃を受けたが、発想の転換と苦しくとも与え続ける姿勢を貫いたことにより、予想以上に早い段階で売り上げの回復を実現するとともに、当初から計画していたCBS150計画を見直しながらも目指すことができるところまで持ってくることができた。

担当者は勿論、その間支えてくれたユニフォーム事業部、オールユニコロンで取り組んだ結果である。

小さなブルーオーシャンを経験することができ、「しかるべき時に」「しかるべきモノを」「しかるべき人に」情報や商品を提供することの大切さを改めて考えさせられ、一つでも条件が欠けると一気にレッドオーシャン化することも、身をもって経験することができた。10年前のインフルエンザの大流行の経験と、その間培ってきた人間関係や情報発信力を活かし、ほとんどの会社が業績を落とす中で成長することができた。またそれと並行して、マスクやアルコールなどの寄贈や盲導犬協会や学生支援などにつながる取り組みが出来たことは、我々が目指す「与える」精神を実践できたと評価するとともに、今後の社会における当社の位置づけを考えるうえでとても大事な一年となった。

モノではなくコトを売る、そんな時代に突入したかと思いきや、この一年で世界は更に変化した。人と普通に会えない状況は、オンラインイベントとして共に時間を共有する「トキ」を売る、そんな時代になったのである。今、我々に求められるもの。それはどんな状況になっても対応できる柔軟性と判断力、そしてスピード感である。 数年前、我々は船が山に登ってしまう危険性を知りながら複数の船頭をもった。ただ、このコロナ禍においてそれは間違ってはいなかったと声を高らかに言える。場面場面で窮屈なことがあったとは言え、この世界難を真正面から受け止め高い壁を越えたのだから、皆でその事実を讃えよう。一人ひとりが無くてはならない存在であったと。

そして、まずは胸を張ろう。みんなのひたむきな努力によって、私たちは次なる挑戦権を獲得できた。挑戦権とは何か。それは長年世論がつくりあげてきた、仕入販売、特に糸に携わる仕事は給与が安く、休みは少ない、ようするにあまり魅力的ではないといったようなイメージを覆す挑戦権である。

年間休日126日への挑戦、そして期末だというのにゴールデンウィークの7連休は、いささかやりすぎた感が否めないが、心の豊かさを追求する会社としてはあるべき姿であったのではないだろうか。

私たちは昨年、様々な改革を行った。

残業・有給休暇・早退・欠勤等の時間管理は1分単位になり、コロンブ事業部においても当たり前と思ってきた習慣を見直すことにより、ユニフォーム事業部同様の勤務体制にて対応が可能となった。

そして、まだ改善点があることは否めないが、請求書のチェックと発送準備は営業マンの仕事であるといった慣例もぶち壊し、会社全体のコストを大幅に削減した。

ただ、この数年私たちは少し走りすぎたようだ。

「気は病から」最近つくづく感じる言葉である。

病は時として自分に足りないものを知る機会となり、大病になる前に生活を見直し、何かと転換期となる貴重な経験となることが多い。ただ、その一方で体力を消耗させ、やる気をなくさせるといった病本来の負の要素は避けることのできない事実として向き合わなくてはならない。程度にもよるが「病は気から」では決して解決できないことが間違いなくある。

心の豊かさは健康あってのもの。第38期はまずは健康であることを最優先に考え取り組もう。

 

売上が右肩上がりの理由

まず一点目に、お客様が満足する商品を適正価格で販売できていることが挙げられる。売り上げが無い時は、取引先からいい条件で仕入れることができなかった。となるとなかなか優位に立てないのでモノが売れない。そのときに我々がやったことは、二流で安く手に入れることだった。すると売れるが品質的にご満足いただくことができず、顧客離れが進む。するとまた売り上げが落ちる。その繰り返しだったと分析している。ただ、今は社員の努力の積み重ねによりメーカーからいい商品をいい条件でご提示いただけるようになった。すると、今度は今までより苦労することなくモノは売れ、不良品の発生も少なることから、手間もかからなくなるという好循環に入る。ご満足いただいた結果、いい人間関係が構築され、新たな商材の取引へと発展する。いまはまさしくそんなときである。

そして二点目は、しかるべき時に、しかるべきモノを仕入れることができていること。これらは我々が取り組んでいる企業の姿勢そのものを評価していただいているということが根本にある。我々には、仕入れ先ともお客様ともイコールの関係であるという基本理念がある。お客様にモノを買っていただく前に、我々にモノを分けてくださる仕入先がなければ、そもそも我々の商売は成り立たない。常日頃からアシスタントの皆さんが丁寧な発注や確認等を行い、営業マンも紳士的な態度で対応し、仕入れ担当者も相手の担当者を一個人として、誠意ある対応をしてくださった積み重ねにより、私たちに対して好意を抱いてくださるのである。ただし、商売の基本は信用である。信用とは金である。少なくても約束の期日にしっかりとお支払いする。その積み重ねが何を差し置いても重要であり、最低限かつ最重要事項であることを忘れてはいけない。

最後の三点目は、社員が売れる仕組みを理解してきたことにある。どうすればモノが売れるのか、どうすれば喜んでいただけるのか、どうすれば顧客の問題解決につながるお手伝いを出来るのか。それぞれの立場で理解を深め、自ら考え、自主性をもって行動できるようになった結果、生産性はあがり徐々に売り上げにつながるようになってきているのである。報告、連絡、相談。この3つはとても重要であり、情報を共有することは必要であるが、経験を積み重ねたからこそできる自立した行動こそが目指すべき姿である。

 

利益の上乗せのために

我々はすでに、ある一定の利益を確保できるまでにはなっている。今後我々がすべきことは、一つ一つの取り組みにより、利益を上乗せし、何が起こっても揺るがない会社にしていくことである。

サンクリアから始まったコロナ対策の商材、フルハーネス補助金事業や取り組み強化による苦手分野であった安全分野の販路拡大、いずれも世の中の流れを敏感に捉え、仕入れ先との関係を良好に構築してきたからこそ上乗せできたことは言うまでもない。

2021年度も、次なる商材のピックアップ=利益の上乗せに向けて、各社員がアンテナを立て取り組み続ける必要がある。

現在もコロナが終息する見込みは立っていないが、外部環境が劇的に変化したということは、私たちも変化し成長する加速度を得ることができたと考えることができる。右肩上がりの時代であっても、当社には何度も逆境はあったが、伸びる会社というのは、誰にでもできることを簡単にやった会社ではなく、簡単にできないことを愚直なまでにやった会社であることを肝に銘じ、引き続き未来を切り拓いて行こう。

 

IKEE班の設置~璃花子リスペクト

創業40周年の際に感じた人の温もりや、直接会うことによって感じるコミュニケーションの大切さは今も尚焦ることなく持ち続けている。しかしその反面、会社の規模が大きくなればなるほど「全員で集まる」ことの難しさを感じる。コロナ禍による人との関り方を見直さざるを得ない状況、完全週休二日制への移行や男性の育児休業制度にみられるような、会社の在り方を根本から見直さざるを得ない状況も更に輪をかける。

男は外で働き、女は家で家事をすることが当たり前だった時代は終焉を迎え、男女ともにどのように働き、どのように家事育児に参画し、自身の人生をいかに充実させるかといった時代となった。

IKEE班の設置は、そのような時代背景の中で、どう他店舗間のコミュニケーションを醸成するかといったことを考えた末に考えた体制である。過去にも美化係などを決めて取り組んだことがあるが、それはあくまでも個人が一つのことを意識して行ったに過ぎない。今回は普段の役職は関係なく、班長、副班長を設置することにより、責任の所在がいつもの仕事は別となり、いつもとは逆の立場を経験することで、お互いを尊重しあうことを期待している。そして、売り上げや利益とは関係なく取り組むことが、どのような効果を生み出すのかにも期待したい。    

すべては創造性豊かに愛情をもって接することから=自ら行動することから=与えることから。

Imagination イマジネーション班

テーマ   創造力豊かに、自身の成功した姿や組織が発展した姿を想像しよう

Kenkou     健康班

テーマ   自身の成長や組織の成長には心身の健康が不可欠。

Elegant エレガント班

テーマ   周りが明るくなると上品さが生まれる

Elotic         エロティック班

テーマ   上品になると色気が出て、人としての魅力に溢れる

 

公益は社員の幸せから

近年我々が意識している与える姿勢や社会貢献、つまり企業の社会的責任はなぜ重要なのだろうか。そもそも株式会社である以上、我々には企業の利益を追求する必要がある。そして、企業の利益は社会に認められて初めて確保できるものであるから、会社の発展こそが公益につながるということを今一度意識する必要がある。

「公益」を増やすということは、株主、社員、取引先、顧客、地域社会、地球に配分される利益の総和を増やすことができているとみることができ、全てのステークホルダーに対して貢献することにつながるのです。

そして、いま世界では環境、社会、ガバナンスの3つが重要な投資先であると言われており、その観点からも企業が取り組むべき必要な要素であると言えます。

そして公益を意識して行動すると、人は自分自身がいかに普段から満たされているかを確認することができます。吾唯知足はまさしくそんな言葉です。

ただ社会貢献や公益は、自分が満たされていないとなかなかできるものではありません。必要なことは何よりもまずは社員の幸せです。近年、福利厚生の充実につながる取り組みを少しずつ増やしていくことができているが、今年度は更に働く環境の理想と現実のギャップを埋め、働きやすい環境整備に努めていきます。

まずは社員に会社を好きになってもらうためにはどうすべきか。そして社員にも自社の製品やサービス、そして人を好きになってもらうためにはどうすべきかを考え実践します。

 

会社を自己成長のために使う

何のために生きるのか、そして何のために仕事をするのか。今も昔もどのような時代背景であっても、変わらず議論されることである。ここ数年意識してきたように、会社があって社員の生活があるのではなく、社員の生活があってこその会社であるはずだ。だとするならば、社員が会社を自己成長のためにもっと有効に利用できるよう、その成長ステージを会社が準備すべきである。失敗は挑戦した証。挑戦したことを褒め、その失敗を次のステージを成功するための糧にする。自身で判断し導いた結果は、人間として大きな成長を生む。

このように、社員一人一人が、自ら考え自ら行動するプロ集団となったとき、私たちは大きな夢を掴むだろう。

 

リモートワークがもたらすもの

地元にある安心感、人のつながりにより商売は成り立ってきた。当社も他言に漏れず人間関係を大事にし、地域の皆さんに支えられ現在に至る。その一方で以前から疑問に感じていることがあった。商品を提供するメーカーにはさほどそれを求められていないということである。適正な品質で、適正な価格で、適正な納期で商品さえ手に入れることができ、新鮮な情報を提供してくれれば、地元にあるかどうかはさほど大事ではない。実際北海道の営業マンと広島から出張ベースで来社される営業マンに大きな差異は無い。

それは、人と直接会うことを良しとしない環境下におかれたことにより、一層その風潮は強くなった。当社でも2年前からはじめたWEBモニターを通じての各店のコミュニケーションが限定的ではあるものの有効であることは実証済みであり、今後社内や仕入れ先だけではなくお客様とのやり取りや業界団体の打ち合わせなど、確実に利用頻度が高くなることが予想される。

またこのリモートは、当たり前であった出張による金銭的、時間的コストを削減するどころかゼロにした。これはどの業界にとっても大変衝撃的な事実である。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

そして、リモートによる打ち合わせで用が足りることがわかってきた私たちは、当分の間、感染症対策だ、コストダウンだと言って人との関わりを極端に減らすことになるだろう。きっと、わざわざ人と会うことが悪となるはずである。

ただ、私たちは心や肌に感じる温もりが好きな人間なのである。必ずやっぱり直接会わないとねという時が来る。だからこそ現実を受け止め、仕事のやり方を変えながらも、人と人との直接の触れ合いを大事にしていこう。

ただ、元の生活に戻るまでには数年を要するであろうことから、時代の変化に柔軟に対応する必要はある。今を必死に生きぬかないことには、未来は無い。

令和3年5月1日

株式会社ユニコロン

代表取締役 吉岡 大