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「次亜塩素酸水」に対するNITE(製品評価技術基盤機構)の中間発表について

令和2年5月29日にNITE(製品評価技術基盤機構)が「次亜塩素酸水」についての中間発表を行い
ました。弊社取扱商品である「サンクリア」の製造メーカーである株式会社サンエスより次のような発表がございましたので開示いたします。今後、商品のご購入をご検討される際の目安となれば幸いです。また、北海道内の大学2校でも研究結果が開示されましたのでご確認ください。

北海道大学
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000056737.html

帯広畜産大学
https://www.obihiro.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/act.pdf#search=%27%E5%B8%AF%E5%BA%83%E7%95%9C%E7%94%A3%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E6%B0%B4+%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%27

「衛生除菌水サンクリア」
① 食品添加物(殺菌料)次亜塩素酸水
塩酸 (HCl)または塩化ナトリウム (NaCl)水溶液を電気分解することにより得られる水溶液であり、
2002年食品添加物(殺菌料)に指定された(2012年改訂)、10~80ppmの有効塩素濃度を持つ酸
性電解水に付けられた名称です。安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損
なうおそれのないということで、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用が認められたも
のです。食品添加物は第9版食品添加物公定書により、製造の基準、成分の規格、品質確保の方法が
定められています。ただし、水溶液中の次亜塩素酸(HClO)が不安定であり、輸送、⾧期保存に耐
えることができないため、食品添加物と標ぼうし、水溶液を販売することは禁じられています。(一
部微酸性のものは、雑品除菌水として販売されており、弊社商品「サンクリア」も該当します。)
② 安全性について
⑴微酸性電解水:食品添加物の指定要請のために実施された次のような安全性試験で、いずれも異
常がなく、厚生労働省から「人の健康を害しない」と評価されています。
細菌を用いた復帰突然変異試験
ラットを用いた単回経口投与毒性試験(有効塩素濃度7.5ppm)
ラットを用いた単回経口投与毒性試験(有効塩素濃度50ppm)
ウサギを用いた5日間皮膚累積刺激性試験
ウサギを用いた眼刺激性試験
ラットを用いた90日間反復投与毒性試験(有効塩素濃度40ppm)
水道法における水質基準/食品衛生法における飲適用の基準
(厚生労働省 食品添加物指定要請資料)
また、呼吸器粘膜への影響について、詳細なデータはありません。
製品安全データシート:弊社では製品安全データシートを作成しております。
③ 噴霧器による散布について:ミスト化して小さな水滴になった場合、その水滴の中に含まれる
次亜塩素酸(HOCl)はわずかと考えます。
弊社は2015年より販売をしていますが人体に影響を及ぼしたと言う情報は御座いません。
また、6 月2 日の経済産業省のHP に下記のQ&A が掲載されています。
経済産業省(第二弾)
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529005/20200529005.html
「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスに対する効果については、検証試験が継続中であ
り、まだ結論は出ていません。
現在、効果の検証作業を、関係機関の協力を得て進めているところですが、塩素濃度や酸性
度(pH)等の条件によって効果が変化しうるため、評価にあたっては、様々な条件での検証を
行う必要があります。
今までのところ、新型コロナウイルスに対して一定の効果を示すデータも出ていますが※、5
月29 日現在、全体として有効性評価を行う上で十分なデータが集まっていないことから、委
員会において、引き続き検証試験を実施することとされました。今後、早期に結論を得ること
を目標に、検証作業を続けてまいります。
※塩素濃度49ppm(pH5.0)で、20 秒で感染力を1000 分の1 まで減少させた例がありました。
今回の有効性評価は、アルコール消毒液の代替となる身の回りの物品の消毒方法の評価が
目的であり、空間噴霧は評価対象となっていません。
なお、「次亜塩素酸水」を消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、安全性ともに、
メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと承知し
ています。メーカーが提供する情報、経済産業省サイトの「ファクトシート」などをよく吟味いただ
き、十分に検討を行っていただいた上で判断をお願いします。
本資料は、新型コロナウイルスの消毒において期待される「次亜塩素酸水」について、その販
売実態や空間噴霧をめぐる事実関係を、現時点までに得られた情報に基づいて経済産業省
がまとめたものであり、経産省やNITE として何らかの見解を示すものではありません。今
後、新たな知見が得られれば随時修正を行って参ります。
問.「次亜塩素酸水」は、新型コロナウイルスに効果がないのですか?
問.「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行っても良いのですか?
問.「ファクトシート」は、経産省・NITE の見解として出されたものですか。
「次亜塩素酸水を標榜する商品」
ネットで購入可能な商品は、化学反応により、次亜塩素酸ナトリウムの主成分 次亜塩素酸イオン
(ClO-)を次亜塩素酸(HClO)にした商品がほとんどです。それらHPには、「厚労省が認めた食品
添加物 次亜塩素酸水だから安心してお使いいただけます。空間除菌にも!」と平気で広告されて
います。
これは、食品添加物(殺菌料)「次亜塩素酸水」と原材料、製造方法、有効塩素濃度などの規格基
準が全く異なるため、安全性(目に入った場合、飲み込んだ場合、継続的に皮膚に接触し場合など)
を同じに考えることはできません。
にもかかわらず、厚労省が公開している食添次亜塩素酸水の説明資料を貼り付けて、安全性をPRす
る商品が後を絶ちませんし、販売している方々も理解されていません。そのため、「次亜塩素酸水」
は安全が独り歩きしています。
原材料は下記のようなものとお考え下さい。
次亜塩素酸ナトリウム:https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7681-52-9.html
重篤な眼の損傷、呼吸器への刺激のおそれ、⾧期にわたる、又は反復ばく露による全身毒性の障害
のおそれ(pH調整剤が塩酸の場合)
塩酸:https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7647-01-0.html
飲み込むと有毒
吸入すると生命に危険
吸入すると有毒
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
重篤な眼の損傷
吸入するとアレルギー、喘息または、呼吸困難を起こすおそれ呼吸器系の障害
上記のような化学成分が様々な化学反応によって、どのような塩素化合物が生成されているかわか
りません。そのため、安全性(目に入った場合、飲み込んだ場合、継続的に皮膚に接触した場合な
ど)が分からないのです。
※絶対に加湿器には使用しないでください。